SET(SecureElectronicTransaction)とは、インターネット上の取引で、クレジットカードを使う決済に使われる暗号化の統一方式です。通信プロトコルとしては、公開鍵方式に基づいてデータの暗号化を行うとともに、利用客、電子店舗、金融機関のすべてで暗号化された通信が行われますので、安全性が高いとされています。関係者の誰もがクレジット番号を知ることができない方式だからです。ビザとマスターのクレジットカード最大手2社がこの規格を統一して利用することになったので、業界標準の規格となりました。?電子署名紙の書類に押す印鑑(実印)を代替する工夫です。送信者が本人であることの確認のために、送信者がメッセージの要約を自分だけが持つ秘密鍵で暗号化して送付するもので、電子メールに添付して送ります。受けた方では公開鍵で復号化してみて、これがうまくできれば送信者が間違いなく本人であることを確認できるわけで、本人の署名があったことと同じと解釈できる仕組みです。なお、暗号化するのは要約部分だけで、本文自体は暗号化しませんので、あくまで本人から送られてきたメールであることの確認のための手段です。
大企業の多くは情報技術が稚拙でパワー不足の二〇年前、三〇年前の仕組みを前提としている。例えば次のような状態である。「?背骨が曲がっている(ある大手設備メーカーの例)」製造業のコアとなる部品表の構造が、三〇年の情報処理を前提としているために、極めて単純で能力不足である。このため、購買、生産、原価部門が、それぞれ、勝手な使い方をしていた。そのうち無理がたたって、部品表の構造、使い方はイレギュラーだらけとなり、複雑で非効率となってしまった。曲がった背骨は健康に重大な悪影響を与える。曲がった部品表は、基幹業務に最悪のオペレーションをもたらす。「?背骨が無い(ある重工業の事業部の例)」さらに問題の企業には背骨すらない。図面だけで運用している。このため、ITの最も得意な「繰り返し活用」「他部門間での多元的活用ができない」。毎回、毎回、発注情報の作成を手作業で行っている。背骨が無い「無脊椎動物」は紀元前どころか哺乳類登場以前の存在だと悪口をいっている。アリ地獄だ。このままではいくらもがいても改善できない。無駄が生み出され続ける。利益体質に生まれ変わるには、一度データベースをきちっと整備すべきだ。「?情報システムは方言だらけで通じない(ハイテク企業の例)」製品コードがバラバラ。生産部門と販売部門。現地の各社ではさらに違う。情報システムを一気通貫の流れにしたくても三〇年選手のベテラン通訳がいなくては、とてもできない。このままでは生産性向上は全く果たせない。
サービス企業生き残りのカギが、ユーザー企業やエンドユーザーへのサービス向上であることはいうまでもありません。とくに消費者は、ビジネス上の駆け引きがないので正直です。Webサービスによって実現できる、エンドユーザーにとってのサービス向上にはどんなものがあるかを、事例から見てみます。・注文商品の在庫状況や配送状況をリアルタイムに参照できる。・インターネットの申し込みから開通まで長い時間を要しない。・保険外交員との商談の際に、その場でさまざまなシミュレーション比較ができる。・観光地の最新情報や見積りサービスを、ポータルサイトでワンストップで受けられる。・複数の金融機関の口座情報を一覧表示できる。・Webブラウザよりも高機能のユーザーインタフェース。・面倒な手続きを一括で行えるワンストップサービス。このような顧客指向のサービスのため、Webサービスで背後のB2Bのシステムを連携させるニーズが高まっています。エンドユーザーへのサービスを向上させることは、顧客であるサービス提供企業へのサービスを向上させることにほかなりません。