1990年代半ば以降、破綻する金融機関が次々とでてきた。北海道拓殖銀行や足利銀行、船橋信用金庫など、銀行業界も例外ではなく、「銀行はつぶれない」という神話は脆くも崩れ去ってしまった。銀行が破綻したときにもっとも気になるのは、預金してあるお金のことだ。銀行が破綻したからといって、預金を返してもらえないのでは大変なことになる。果たして、お金は全額返してもらえるのだろうか。日本では1971年、金融機関の倒産を想定して預金保険機構がつくられた。これは、万一の場合の支出に備えて資金を蓄えておく機関だ。金融機関が倒産した場合、預金者のお金は、この預金保険機構が補償する。これをペイオフ制度という。ペイオフとは「Pay‐off」のことで、「払いだす」という意味である。
貧血についてだが、一言でいえば、何らかの原因で体内への酸素を供給する能力が低下していることをいう。立ちくらみは俗に「脳貧血」ともいわれるが、これは正確には「起立性低血圧」とよばれるものがほとんどだ。若い女性の二人に一人は貧血予備軍であるという。これらの人のほとんどが鉄欠乏性貧血といわれるものだ。つまり、赤血球中の鉄を主成分とするタンパク質のヘモグロビンは体内に酸素を供給する役目をもつが、その量が基準値以下になり、酸素や栄養をうまく体内に運搬できないのだ。女性の場合、毎月月経で出血することにより大量の鉄分を失うことになる。ただでさえ鉄分を失いやすい状態なのに、ダイエットをしたりして十分な鉄分を補給できないから、よけい貧血が加速されることになる。貧血がひどくなれば、肌や髪、爪と美容上にも重大な弊害をもたらすこととなる。しかし、鉄欠乏性貧血は鉄分を補給すれば解決する。ホウレン草や大豆などの植物性のものや、レバーなどの肉類をビタミンCとともにとるようにしたい。鉄製の調理器具を使うのも一つの手だ。
洋食で使うナイフは、肉や魚、ケーキなどを切るときは案外汚れるものです。汚れるのはしかたがないのですが、そのままにしておくのも見苦しいものです。汚れたときは、まさか口でぬぐうことはないまでも、ナプキンでぬぐっていいのでしょうか。まず大事なことは、汚れないような食べ方をすることが必要です。そのためには、肉や魚を切ったあとに、切り分けた肉片や魚の肉でさりげなくナイフをぬぐってから食べます。さらに、肉や魚料理には、多くは野菜類が付け合わせで出てきます。ナイフが汚れたときは、この付け合わせの野菜類でぬぐいます。野菜の付け合わせは、栄養的な意味、見た目のきれいさのほかに、ナイフの汚れをぬぐう意味もあるのです。ある席で、ナイフの汚れをパンでぬぐっている人がいました。動作がきれいでとても自然に見えましたが、これは食事のマナーとしては、かなっているものではありません。ただ、食事のマナーというのは、周囲の人を不愉快にさせない配慮、という観点が最も大事です。この人の自然な動作は、そうした意味で礼を失するものではないわけです。ナイフを使うとき、ナイフでソースをかき集める人がいます。こうするとどうしてもナイフが汚れますし、皿をこする音が大きくなりやすく、スマートに見えません。こんなときは、たとえばフォークに肉片を刺して、肉片を動かしてソースをからめます。ナイフは切るときの角度にして皿の上に立て、動かさずに持ちます。フォークの肉片にソースをからめるとき、このナイフを「止める盾」のように使うと、滑らずにうまくいきます。ナイフでソースを集めなくても、ソースをすくうために、平たいソーススプーンが出てくることがあります。それは、ソースをからめるためのものですから、肉などにソースをからめるときは、これを使います。このスプーンは、口に入れるものではありませんから、なめないよう注意が必要です。洋風のコース料理では、ナイフやフォークが皿の両側にいくつか並べられ、料理ごとに順に異なったものを使います。料理が終わると、使ったナイフとフォークは下げられ、次の料理には新しいものを使います。多少の汚れはあまり気にせずに、楽しく食事をすることが最も大事であることはいうまでもありません。